備蓄 食料

防災用食糧の近年の流れ

非常食と言われたら、何を想像しますか?

年配の方々は「乾パン」
今のお父さんお母さん世代だと「アルファー米」

って言われるんじゃないでしょうか?

一概には言えないところもありますが、阪神淡路大震災の時までは主流は「乾パン」だったと言えます。
それが、阪神淡路大震災〜中越地震ぐらいまでの間に、徐々に「乾パン」から「アルファー米」に変化していきました。
原因は、避難所に長くいることを想定され始めたからです。

乾パンは旧来、戦時中などで「食べ繋ぐ食料」として保管されていました。
本当の意味での非常食ですね。生きるための食糧という話です。

アルファー米が出てきたのはなぜか?
それは長期化する避難生活が「日常」としてみなされ始めたからです。
日常ならばご飯の一つも食べたい、ただいつ起こるか分からないから長い間保存したい。
そのニーズから出てきたものです。
お湯を入れると20分で出来るというのは当時かなり画期的でした。

アルファー米政権は長期でした。それが崩れ始めたのは、東日本大震災です。
阪神淡路大震災以降、初と言える長期間の避難所生活は、より「日常」に近いを求められました。

そこで出てきたのが、「長期保存型のレトルトご飯(以下、レトルトご飯)」です。
それまではお湯を入れて20分。水で戻すには1時間かかりました。

それがレトルトご飯になると「お湯で温まれば温かいご飯として食べられる」し「冷たくていいならそのままでOK」となります。
手間が一気に減りましたね。

乾パン、アルファー米、レトルトご飯。
今時代はレトルトご飯と言われています。しかし、実際にはアルファー米もまだまだ主流と言えます。
乾パンは最近あんまりみないですねー。どちらかというと長期保存のビスケットとかよく見ます。リッツとかビスコですね。

業界的にはアルファー米は3強、レトルトご飯は群雄割拠。
乾パンの路線は、パン、クッキー、ビスケット、ゼリーなど戦国時代の様相になってきているような気がします。
こうやってみると面白いですよね。

どこかで分かりやすく新商品などがどこに入るーとかそれぞれのメリットデメリットなども掘り下げて紹介できればと思っています。

ブログで初めてになりますが、防災用品に関して書かせていただきました。
またご意見ご感想などあればコメントしてくれると嬉しいです。

今日も頑張っていきましょう〜