今日は前回に引き続きトイレについてです。
前回はトイレは無くてはならないものという話をしました。
それでは災害時どのような対策を取れば良いのでしょう?
ここではせっかくなので、防災業者っぽい話ができればと思います。
①まず、避難する場所を決める。
防災講演等でも最初に説明しますが、最初は避難する場所を決めてください。
最近だと耐震構造のマンションが増えてきていますし、管理組合さんや近隣コミュニティで備蓄などをしているところも増えています。
いきなり「決めて」と言われても困ると思うので、「自宅で生活し続ける」のか「避難所へ移動する」のかは決めておくと良いかもしれません。
②避難先に何があるのか調べる
①で決めた避難先に何があるのかを知りましょう。
トイレの話なのでトイレに特化させると、自宅で避難するときは「ポータブルトイレ」などを備蓄すると良いと思います。
おすすめはサニタクリーン便袋です。大きくて漏れにくく使いやすいです。
安いものもあるにはあるのですが、小さかったり使いにくかったり色々問題があります。排泄はミスした後の処理の方が大問題なので、ここはケチらないでいくほうが得策かと思います。
ちなみに避難所へ向かう場合は、そこの防災倉庫に何があるかをしっかりと確認してください。よくある出来事としては「実際に避難所に行ったら何もなかった」ということ。
そうなる前に確認して「何のために避難所へ行くのか」を考えておくと良いです。
災害が起きてから早い段階で仮設トイレが設置されるため、トイレを借りに行くという手もあります。
いずれにせよ、トイレに関しては
「自分ではどうにもできないことを認識すること」
「災害時になんとかできる体制を取っておくこと」
この2点は必ず行ってください。
よくダンボールと新聞紙とビニール袋を使えばなんとかなるといったサイトを見ます。
しかし実際その通りにやっても「臭い」から逃れることができないのが事実です。
なんというか、臭いが漏れ出てきます。
何重に重ねてもなぜが臭いが漏れ出てくるのです。
その辺りも含めて、携帯トイレのメーカー各社は考えています。
臭いが出ない複数層の構造のビニールになっています。
一番目を向けたくない場所だからこそ、対策をする。
この記事をご覧になったあなたには私と同じことを感じてほしくないと思います。
避難所生活、苦しい思いをするのも耐えられる環境にするのも備え次第な部分が大きいです。
これを機にトイレだけでも備蓄検討してみてはいかがでしょう?